この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「一身上の都合により退職することとなりました」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「一身上の都合により退職することとなりました」とは?
「一身上の都合により退職することとなりました」のフレーズにおける「一身上」とは、「自分の身の上に関する事柄のこと」との意味で、言い換えると「個人的なこと」の意味となります。
したがって「一身上の都合」は「個人的な事情」といった意味になります。
また、「退職」は「会社を辞めること」で、一般的には定年退職は含まれません。
以上より、「一身上の都合により退職することとなりました」のフレーズは「個人的な事情で会社を辞めることになった」との意味の丁寧な表現となります。
「一身上の都合により退職することとなりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「一身上の都合により退職することとなりました」のフレーズは、会社を辞める際の挨拶でよく使われる言葉です。
具体的な退職理由を述べる表現ではないので、ある意味では便利に広く使われるフレーズとなっています。
その「一身上の都合」としては、具体的には希望する仕事への転職、独立起業、介護、配偶者の転勤など、色々なケースが含まれます。
もちろん、会社都合による退職や定年退職は「一身上の都合により退職」には当たりません。
「一身上の都合により退職することとなりました」を使った例文
・『この度、一身上の都合により退職することとなりました』
・『一身上の都合により退職することとなりました。在籍中はお世話になり誠にありがとうございました』
「一身上の都合により退職することとなりました」の類語や言い換え
「一身上の都合」の類語としては「自己都合」や「私事」や「家の事情」等が挙げられます。
したがって、このフレーズは「自己都合により退職することとなりました」や「私事により退職することとなりました」や「家の事情により退職することとなりました」等と言い換えることができます。
また、さらに丁寧な表現として「一身上の都合により退職させていただくことになりました」と言い換えられることもあります。
まとめ
「一身上の都合により退職することとなりました」のフレーズは「個人的な事情で会社を辞めることになった」との意味の丁寧な表現です。
退職理由を明確にせずに使えるある意味便利な表現なので、広く使われています。
会社都合や定年退職は、もちろんこの「一身上の都合」当たりません。
