ビジネスでは、様々な現場に足を運び、自分の目で見て確かめ判断する必要がある場面によく出くわします。
工場見学などもその一環として行われますが、そんな時に使われる「工場見学の折」というフレーズについて解説いたします。
「工場見学の折」
「工場」とは言うまでもなく、「機械などを用いて体系的にモノの製造や加工を行う施設や建物」のことです。
「見学」もおわかりかとは思いますが、「実際に自分の目で見て知識を得たり学ぶこと」を意味します。
一方で「折」は「おり」と読み、「時」や「際」あるいは「場合」などの意味で、ややかしこまった表現にしたい時に使用されます。
つまり、「工場見学の折」全体で、「工場を見学した際には」という意味です。
「工場見学の折」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「工場見学の折」が「工場を見学した際には」という意味であることは説明しました。
その上で、このフレーズは「見学した側」からも「見学された側」からも使えますし、過去にも未来にも使うことができます。
例えば、「先日の工場見学の折には」や「来週の工場見学の折には」といった形での使用が考えられるでしょう。
「工場見学の折」を使った例文
それでは、実際に想定される使用パターンを挙げてみましょう。
・『昨日の工場見学の折には、大変お世話になりました』
・『次回の工場見学の折には、新しい製造ラインをお見せできるかと思います』
最初の例文は、過去の見学について工場見学した側からのフレーズです。
一方で次の例文は、近い将来にあるであろう見学について、工場の職員側からのフレーズとなっています。
「工場見学の折」の類語による言いかえ
「工場」はそのままとして、「見学」については「視察」「しさつ」による言いかえが考えられます。
ただ「視察」は「(立場が上の者が)現場に足を運び見て判断する」という、「上から目線」の意味が強く、使用には注意が必要です。
「折」は「時」「とき」や「際」「さい」で言いかえられるのは既に触れました。
それらを踏まえると、「工場見学の際」や「工場視察の際」という言いかえがあり得るということになります。
まとめ
「工場見学の折」とは、「工場を見学した際」という意味のかしこまった表現です。
過去にも未来にも、見学した側された側からも使えます。
