ここでは「手抜かりなく」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「手抜かりなく」とは?
「手抜かりなく」は、誤りや抜けている点があることがなく、という意味になります。
よって、「その作業に関しましては、手抜かりなく行いますのでご安心ください」のように用いると、該当の作業はそれだけきちんと行うと言っていることになります。
「手」はつけずに使っても意味が変わることはないので、「抜かりなく行います」のような使い方をすることも多く、そちらでもよく見聞きします。
よって、無理にこのように「手」をつけて使うことはありませんが、その言葉から、手作業になることに対しては、こちらの方がよく使われている傾向があります。
「手抜かりなく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「手抜かりなく」は、先のようなこれから何かをそのように行うという使い方だけでなく、「手抜かりなく行いました」と既に終わった何かに対し、そう行ったと用いることもできます。
また、誰かに対して「手抜かりなく行うように」などといった使い方をしてもよく、「手抜かりなく行うようにという指示が出ています」と使う場合もあります。
つまり、意味である誤りや抜けている点がなく、きちんと何かを行うという用い方になればよく、「手」をとった形も含めて色々な使い方のある表現となっています。
「手抜かりなく」を使った例文
・『ここまで万事手抜かりなく、全ての作業が終わっています』
・『今日はあくまでリハーサルですが、手抜かりなく全て本番と同様に行ってください』
「手抜かりなく」の類語や言い替え
・『手落ちのないように』
「手抜かりなく」と同様に、誤りなどがない様で何かを行う、行うようにといった使い方になります。
そのため、「手抜かりなく行いました」という用い方は、そのまま「手落ちのないように行いました」と言い替えることができ、同じように用いられている表現です。
まとめ
「手抜かりなく」は、誤りや抜けなどがなく行うようすの表現です。
自分がそのようにする、誰かにそのように行うように伝える、何かをそのように行ったなどと色々な使い方ができ、ほとんど同じ意味になる「手」をつけない形でもよく用いられています。
