「挙げられます」とはどのような意味を持つビジネス表現なのでしょうか。
今回は、「挙げられます」の意味とビジネスでの使い方について解説します。
「挙げられます」とは?
「挙げられます」とは、「示すことが可能である」という意味で使われるビジネス表現です。
「挙げられます」は「挙げる」に可能や自発を意味する「られる」と丁寧語の「ます」で構成される言葉です。
「挙げる」は元々低い位置にあるものを高い位置に移動させることを表す言葉でしたが、高い場所に移動させると多くの人から見えやすくなることから転じて「人目につくように示す」「提示する」という意味で使われています。
「挙げられます」は「示すことが可能である」という提示の意味で用いられる言葉です。
具体的な内容としてまとまったものを提案できる場合に用いる表現で、説明や解説とともに具体的な案や選択肢を提示する場合に使います。
必然的に示せる、というニュアンスを含んでいるためある程度確実性が高い物事を示す時に用いる言い方です。
「挙げられます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
何かを示す時に用いる表現なので言葉の前もしくは後に具体的な提示が必要です。
「挙げられます」と言っておきながら何も示さないと内容が中途半端になってしまうので、必ず具体的な形で何らかの物事を示してください。
「挙げられます」を使った例文
・『プロジェクト失敗の原因として準備不足と対応のまずさが挙げられます』
・『現状で出店可能な候補地として渋谷、新宿、池袋が挙げられます』
「挙げられます」の類語や言い替え
「挙げられます」の代わりに「あります」という表現でもほぼ同じ意味で伝わります。
客観性が低く自分の考えで提示していることを強調する場合は「考えられます」という表現がふさわしい言い方になります。
数が多い場合は「列挙できます」といい、相手に勧める気持ちを込める場合は「推挙できます」がふさわしい言い方です。
まとめ
「挙げられます」はいくつかの物事を示す時によく用いられる表現です。
ビジネス関係ではよく使われる言葉なので覚えておきましょう。
