この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「高めていく所存でございます」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「高めていく所存でございます」とは?
「高めていく所存でございます」のフレーズにおける「高める」は、「低いものを高くすること」を意味する言葉です。
また「所存」は、「心に思う、考え」の謙譲語です。
ちなみに、「所存」は「存じる所」との意味で、「存じる」が「心に思う、考え」の謙譲語なので、こうした意味になるのです。
最後の「ございます」は、「ある」の丁重語の「ござる」に丁寧語の「ます」が付けられた表現で、「あります」のより丁寧な表現となります。
以上より、「高めていく所存でございます」のフレーズは「高くしていく考えです」との意味の丁寧な敬語表現となります。
「高めていく所存でございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「高めていく所存でございます」のフレーズは、目上の方に何かを「高めていく考えだ」と伝える表現で、口頭で使われることは少なく、主にメール等の書き言葉でよく使われます。
このフレーズでは、何を「高める」かが明記されていないので、このフレーズの前に、それを明示することで色々な場面で使うことができます。
「高める」と表現できるものとしては、自分の能力やスキル、知識や見識、職場の皆のモチベーション、売上高や収益や業績などの経営的側面などが挙げられます。
したがって、こうした言葉を前に付け、例えば「業務能力をさらに高めていく所存でございます」や「営業所の販売成績を一層高めていく所存でございます」等と使われます。
「高めていく所存でございます」「高めていく所存でございます」を使った例文
・『社会人としての見識を高めていく所存でございます』
・『これまで以上にスキルを高めていく所存でございます』
・『チーム全員のモチベーションを高めていく所存でございます』
「高めていく所存でございます」の類語や言い換え
「高めていく所存でございます」のフレーズは、さらに丁寧な敬語表現の「高めてまいる所存でございます」と言い換えることができます。
まとめ
「高めていく所存でございます」のフレーズは「高くしていく考えです」との意味の丁寧な敬語表現です。