就業中には何かの目的で、「お休みのところ申し訳ありません」と声をかけることがよくあります。
営業職でも多用されるこの表現の間違わない使い方や、適切な言い換えについて考えてみましょう。
「お休みのところ申し訳ありません」とは?
休養中の相手などに急にコンタクトを取ったことについて、お詫びの気持ちを込めて願いする時に遣われる表現です。
「お休みのところ申し訳ありません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
直接的に自宅を訪問したり電話をかけるなどのセールスの時、在宅の人に急に声を掛けると不快感を表される可能性が否定できません。
また仕事の合間に休んでいる相手に対して声を掛ける場合も、邪魔に思われてしまうことがあります。
しかし前もって「お休みのところ申し訳ありません」を使えば、ワンクッション置くことになり相手の不快感を打ち消すことが可能です。
ただし相手が休日と分かっていて連絡を取ろうとすること自体、失礼だとも言うので気をつけてください。
「お休みのところ申し訳ありません」を使った例文
・『お休みのところ申し訳ありません。少しだけお時間宜しいでしょうか』
・『お休みのところ申し訳ありませんが、〇〇様からのお電話が入っております』
「お休みのところ申し訳ありません」の類語や言い替え
「お休みのところ失礼します」は、礼儀に反する状態やお詫びの気持ちを表す「失礼」を用いて、似た意味にできる表現です。
「お忙しいところ恐れ入りますが」は、作業に追われて多忙な様子を意味する「忙しい」と、相手に失礼や迷惑を掛けることを詫びる意味の「恐れ入る」を使った丁寧な言い方となります。
「ご多用のところ恐縮ですが」は、忙しいことを表す「ご多用」と、恐れ入ることを表す「恐縮」を用いた形です。
まとめ
相手にお詫びの気持ちを込めつつ声掛けをする時に、「お休みのところ申し訳ありません」を用いるのでした。
ただ相手が休日と分かっていながら、連絡を取ろうとすることには注意が必要です。
言い換えるならば、「お忙しいところ恐れ入ります」などを選んでみると良いでしょう。