行って帰ってきてのやり取りを、うまく表現したいことがあります。
「双方向」の使い方を見ていきましょう。
「双方向」とは?
この場合の「双」は、あちらとこちらを示しています。
両方の点をあらわすので、両者それぞれを意味します。
そのため一方通行ではない連絡、それぞれに通じ合っている関係性を双方向と呼んでいます。
「双方向」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
コミュニケーションの手段、密な連絡をあらわすのが「双方向」です。
一方的に問題を押し付けない、風通しのいいコミュニケーション方法を示しています。
明るい場面で用いられることが多く、ネガティブな意味では使わないので注意しておきましょう。
一方で実態がないのに「双方向のやり取りを実施しております」と伝えてしまうと、信頼を損ねてしまうことがあります。
言葉だけが先走ってしまわないよう、中身のある使い方をしていきましょう。
「双方向」を使った例文
・『お子様との双方向のコミュニケーションを心がけております』
・『双方向の関係を築けるよう、切磋琢磨しております』
「双方向」の類語や言い替え
こちらのフレーズの類語に「対話型」も挙げられます。
対話型とは両者が向き合って、話し合いをすることを指します。
決まったことを一方的に提案するのではなく、両者で話し合った末に答えを導き出していく行動をあらわしています。
「対話型のコミュニケーション」とも言えるので覚えておきましょう。
また言い替えの表現として「双方向コミュニケーション」そして「相互作用の」と「インタラクティブ」が挙げられます。
いずれもキャッチボールをしているように、密なやり取りをすることをいいます。
「双方向コミュニケーション」は部下の指導や、取引先との関係、そして医療や介護の分野でも注目されているキーワードです。
会話を重ねるうちにお互いを理解していき、相乗効果が期待できることをいいます。
一歩踏み込んだニュアンスになるので覚えておきましょう。
まとめ
「双方向」についてお知らせしました。
正しい意味を知って、仕事の場に役立てていきましょう。