SNSや曲に使われている日本語の、正しい意味が分からなくなる時もあるもの。
「尊い」の使用例を見ていきましょう。
「尊い」とは?
尊いは「たっとい」あるいは「とうとい」と読みます。
「尊」は値打ちがあること、キャリアがあることを意味しています。
そのため「尊い」で尊敬するにふさわしい、素晴らしいことをいいます。
「尊い」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
SNSで「尊い」は「最高」など、推しを褒める時に使われています。
手に届かない雲の上の存在の人を、大切に崇める時に使用されています。
「萌え」の最上級が「尊い」といえるでしょう。
また「尊い命」として、かけがえのないものを偲ぶ際にも用いられています。
伝える方の思いがたっぷり詰まった日本語なので、ビジネスシーンで用いるには配慮が必要です。
例えば直属の上司に「尊いですね」とボールを投げると、馬鹿にされているのかと思われて評価が下がってしまうことも。
若者言葉はあくまでプライベートに限定しておき、区分けしながら使っていきましょう。
その他の表現も知っておくと、上司との会話も適切におこなえます。
ボキャブラリーを増やして、オフィスの達人を目指していきましょう。
「尊い」を使った例文
・『握手会に出かけて、尊い推しに出会えました』
・『戦争がおこなわれ、尊い子供の命が失われました』
「尊い」の類語や言い替え
よく似た言い方に「尊見」が挙げられます。
「尊い人の見解」をあらわして、リスペクトしている人の意見やコメントを示します。
また推しの「尊い」に近い表現に「尊みが深い」も挙げられます。
「ものすごく好き」という気持ちを表現していて、好きなアイドルや漫画のキャラクターに使われています。
ファン同士の交流会、SNS等で用いられる表現なので、ビジネスシーンでは控えておきましょう。
また言い替えの表現に「勉強になりました」や「いい経験になりました」そして「心から尊敬しています」も挙げられます。
今の職場で得られたこと、上司から学んだことにお礼を伝える際に使われています。
丁寧な表現も心得ておき、褒め言葉として用いていきましょう。
まとめ
「尊い」について解説しました。
色々な解釈ができますが、若者言葉として扱われることも多いので注意しておきましょう。
他の用語も知って、気配りの達人になってください。