この記事では、「手順を教えていただき」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「手順を教えていただき」とは?
「手順を教えていただき」は、仕事のやり方を、順に沿って教えてもらったことを表す丁寧な表現です。
「手順+を+教えて+いただき」で成り立っている語で、「手順」は「ものごとをする順序」という意味、「を」は接続助詞、「教えて」は動詞「教える」の連用形「教え」に、接続助詞「て」が付いた語、「いただき」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の連用形、全体で「ものごとをする順序を教えてもらい」の敬語表現になります。
「手順を教えていただき」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「手順を教えていただき」は、初めて、または不慣れな状態で、ある業務をする時に、最初にやること、次にやることなどを順番に教えてもらった時に使われます。
相手にお世話になったことを表す語ですので、お礼の言葉を続けて使います。
「手順を教えていただき」の正しい敬語表現
「手順を教えていただき」の正しい敬語表現は以下の通りです。
『手順をご教示いただき』
「ご教示(きょうじ)」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「教示」は「情報や知識を伝達すること」という意味で、「教えること」の敬語表現です。
似た意味の言葉に「教授」があり、こちらは「学問や専門知識、技芸など時間をかけて伝授すること」という意味です。
「教示」は一時的に教わる事柄に使われます。
「手順を教えていただき」を使った例文
「手順を教えていただき」を使った例文は以下の通りです。
『発注処理の手順を教えていただきありがとうございます』
取引先に発注する場合に、システムの使い方や、発注書の送付方法などを、順番に教わったことを表しています。
『プレゼン資料作成の手順を教えていただき誠にありがとうございます』
プレゼンの資料作成をする際に、情報集めから内容の構成、スライド作成におけるPCの操作方法などを順番に教わったことを表しています。
「手順を教えていただき」の類語や言い替え
「手順を教えていただき」の類語や言い替えは以下の通りです。
『手順をお教えいただき』
「教えていただき」と同じ意味ですが、「お・ご〜いただく」で一つの敬語表現になります。
『手順を教えてくださり』
「くださり」は動詞「くれ」の敬語表現「ください」の連用形です。
主体が相手になりますが、「いただき」と同じ意味で使われます。
まとめ
今回は「手順を教えていただき」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。