この記事では、「力を合わせていきましょう」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「力を合わせていきましょう」とは?
「力を合わせていきましょう」は、目的が同じ立場の人に、お互い助け合って良い結果が出せる様にしようと呼び掛ける丁寧な表現です。
「力+を+合わせ+て+いきましょう」で成り立っている語で、「力」は「学問・技芸などの能力」という意味、「を」は接続助詞、「合わせ」は動詞「合わせる」の連用形で「まとめてひとつにする」という意味、「て」は接続助詞、「いきましょう」の「いき」は動詞「行く」の連用形、「ましょう」は丁寧語「ます」の未然形「ませ」に、推量の意味の語「う」が付いた「ませう」の音変化、全体で「お互いの能力をひとつにしていこう」の敬語表現になります。
「力を合わせていきましょう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「力を合わせていきましょう」は、共同・または組織で目的を達成する時や、プロジェクトや計画を実行する時などに使われます。
まだ重要な事柄が始まっていないことを表します。
相手に対して呼び掛ける表現ですので、自分と対等、またはそれ以下の人に対して使います。
目上の人に使う時には、お願いする表現に言い換えましょう。
「力を合わせていきましょう」の正しい敬語表現
「力を合わせていきましょう」の正しい敬語表現は以下の通りです。
『ご協力いただければ幸いです』
「ご協力」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「協力」は「力を合わせて事にあたること」という意味、「いただければ」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の可能形「いただけれ」に、接続助詞「ば」が付いた語、「幸いです」は「うれしく思います」という意味、全体で「力を合わせて事にあたってもらえればうれしい」の敬語表現です。
目上の人にはこちらを使いましょう。
「力を合わせていきましょう」を使った例文
「力を合わせていきましょう」を使った例文は以下の通りです。
『イベント成功に向けて力を合わせていきましょう』
これから始まるイベントを成功させるために、お互いの能力を合わせて取り組もうと呼び掛けています。
『目標達成目指して力を合わせていきましょう』
組織で設定した目標達成のために、お互いの能力を合わせて取り組もうと呼び掛けています。
「力を合わせていきましょう」の類語や言い替え
「力を合わせていきましょう」の類語や言い替えは以下の通りです。
『一丸となって取り組んでいきましょう』
「一丸(いちがん)」は「心を一つにしたひとかたまり」という意味です。
『一致団結していきましょう』
「一致団結(いっちだんけつ)」は「組織に属する人が、共通の目的やゴールに向けて協力しあいながらものごとを進めて行くこと」という意味です。
『心をひとつにしていきましょう』
シンプルですが、やる気と率直な気持ちが伝わる表現です。
まとめ
今回は「力を合わせていきましょう」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。