ここでは「始動します」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「始動します」とは?
「始動します」は、それなりの規模で行われる一連の事柄、またはスイッチなどで動作する機械の類いが動き出すという意味で用いられます。
ビジネスシーンでは、前者として「準備に時間が掛かりましたが、このプロジェクトもようやく来月から始動します」のように使われることが多く、来月からそのプロジェクトが動き出すという意味で用いている例になります。
後者になる使い方は、「このボタンを押すとシステム全体が始動します」といったようになり、こちらもそのボタンによってそのシステムが動き出すと言っています。
「始動します」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「始動します」は、ただ動くと言っているのではなく、動き出すと解釈される表現なので、使えるが対象が先のようにある程度決まっています。
機械ものに対しては、「キーを挿して右に回すとエンジンが始動します」のような用い方もよく見聞きしますが、何かのスイッチで家電製品が動作するというくらいの場合には、このように使うと大袈裟になってしまうので向いていません。
よって、相応な事柄にのみ使える表現となっており、ビジネスでは先のプロジェクトに関してが一番見聞きする例ですが、それ以外だとオフィスの移転の計画などもまま対象になります。
「始動します」を使った例文
・『いよいよ社運を賭けた一大プロジェクトが始動します』
・『盗難防止のため、特定の操作を行う必要があり、それによって機械が始動します』
「始動します」の類語や言い替え
・『作動します』
この表現は電化製品などが動作するという意味で用います。
「始動」では大袈裟になってしまう場合に使われており、「このスイッチで作動します」などとその動き出しに関して用いられる表現です。
そのような対象に「始動」と使うのは仰々しいため、同様の意味でこちらを使ってください。
まとめ
「始動します」は、規模の大きな一連の事柄や、機械の類いが動き出すという使い方になる表現です。
後者の場合もエンジンなどのそれなりに大きな対象に用いられており、どちらの場合もその動き出しを表すために使われています。
