知っておくと周りに差がつくフレーズがあります。
「亀の歩みなりに」の正しい使い方を見ていきましょう。
「亀の歩みなりに」とは?
この場合の「亀の歩み」とは、うさぎと亀の童話に例えているものです。
のんびり屋の亀が自分のペースで、一歩ずつゴールを目指すことを表現しています。
「慌てず騒がず、どんな時も自分の歩みをとめない亀のように」という意味合いがあります。
「亀の歩みなりに」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらの表現は、自戒のニュアンスで使われることが多いです。
良い時も悪い時も調子にのらず努力していくことを表現しているので、自分のスタイルを謙遜して伝えたい時に用いられています。
「まだまだ勉強中の身ですので」と控えめに、自分の立場をあらわしたい時に引用してみましょう。
立派な心がけですが目上の方など、周囲の方に対して用いると失礼にあたります。
部下の励ましには使えるものの、目上の方に対する褒め言葉としては通用しないので心得ておきましょう。
「亀の歩みなりに」を使った例文
・『亀の歩みなりに一歩ずつ、前に進んでまいります』
・『亀の歩みなりに、やるべき課題に取り組んでまいります』
「亀の歩みなりに」の類語や言い替え
よく似た言い方に「千里の道も一歩から」や「雨垂れ石をうがつ」「石の上にも三年」「牛の歩みも千里」も挙げられます。
それぞれ辛抱強く取り組んでいれば、いずれ道が開かれていくことを例えたことわざになります。
会社の訓辞やスピーチにも使える表現なので、頭に入れておきましょう。
また言い替えとして「目標に向かって、コツコツ取り組み」や「どんな時も冷静沈着な心を忘れずに」や「課題を考えながら、主体的に動いていき」も挙げられます。
就活や転職活動の自己PRにも活用できるので、ボキャブラリーを増やしていきましょう。
「どんな時も冷静沈着な心を忘れずに、課題に向かって取り組んでまいります」と用います。
まとめ
「亀の歩みなりに」をお伝えしました。
難しい表現の日本語も、正しい意味を知ると納得できるもの。
教養の引き出しを広げて、仕事力を上げていきましょう。