ビジネスコミュニケーションにおいて、適切な敬語の使用は重要です。
本文では、「合わせてお願い申し上げます」という表現に焦点を当て、その意味やビジネスメールでの使い方、類語について解説します。
「合わせてお願い申し上げます」とは?
「合わせてお願い申し上げます」とは、相手に対して二つ以上のことを依頼するときに使う敬語表現です。
一つ目の依頼に続けて、二つ目の依頼を「合わせて」という副詞でつなぎます。
そして、「お願い申し上げます」という尊敬語で依頼の意志を表します。
この表現は、相手に対して敬意を示しながら、複数の要望を伝えるときに便利です。
「合わせてお願い申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「合わせてお願い申し上げます」は、ビジネスメールや会話で、上司や取引先など、目上の相手に対して使うことが多いです。
例えば、資料の送付や確認、打ち合わせの日程調整など、複数の依頼事項があるときに使えます。
ただし、使うときには注意点があります。
一つ目は、依頼する内容が相手にとって負担にならないか、優先順位が明確か、期限が適切かなど、相手の立場に立って考えることです。
二つ目は、依頼する内容が関連性があるか、必要性があるか、具体性があるかなど、自分の立場からも明確にすることです。
三つ目は、依頼する内容が二つ以上あることを最初に伝えることです。
これらの注意点を守ると、相手に対して失礼にならないように、スムーズに依頼することができます。
「合わせてお願い申し上げます」を使った短い例文
・『先日お送りした資料につきまして、ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。合わせて、来週の打ち合わせの日程についても、ご都合をお知らせいただけますと幸いです』
・『本日の会議の議事録を添付いたしますので、ご一読ください。合わせて、次回の会議の担当者と内容についても、ご検討のほどお願い申し上げます』
「合わせてお願い申し上げます」の類語や言い替え
「合わせてお願い申し上げます」の類語や言い替えとしては、「併せてお願い申し上げます」「同時にお願い申し上げます」「ついでにお願い申し上げます」「その上でお願い申し上げます」「またお願い申し上げます」「お手数ですがお願い申し上げます」「お忙しいところ恐縮ですがお願い申し上げます」などがあります。
まとめ
「合わせてお願い申し上げます」という表現は、目上の相手に対して複数の依頼をするときに使う敬語表現です。
使うときには、相手の負担や優先順位、期限などを考慮し、依頼する内容の関連性や必要性、具体性を明確にし、依頼する内容が二つ以上あることを最初に伝えることが大切です。
また、類語や言い替えも覚えておくと、表現の幅が広がります。
ビジネスメールや会話で、この表現を使ってみてください。