商品を制作している個人や企業などでは、「出展の件」を用いることがあります。
出展といえば展示会や展覧会が代表的ですが、この言葉はどう使うべきなのか、どう言い換えるべきかなどを確かめてみましょう。
「出展の件」とは?
商品の宣伝を目的とする展示会などに、参加することについてを言い表す言葉です。
「出展の件」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
会社や関係者などが、何らかの展示会などに自社商品を出展する機会があります。
例えば家具やお菓子や花など、各種の業界ごとに様々な展示会は存在しているものです。
その展示会などの出展についてを話題にしたり、会議の中で詳細を取り決めるような際に「出展の件」を用いることができるでしょう。
これを使う場合は、何の出展の件であるのか、出展をどうしていくのかを明確にする必要があります。
しかしこの言い方は目上の人が出展する場合には、敬う気持ちが足りないため言い換えが必要かも知れません。
また「出展」は基本的に商品のアピールや宣伝の場ですが、売ることを目的としている「出店」とは違うので混用に注意が必要です。
「出展の件」を使った例文
・『来年の春の出展の件は、詳細を取り決める必要があります』
・『展覧会の出展の件ですが、前向きな返答が得られませんでした』
「出展の件」の類語や言い替え
「ご出展の件」は、尊敬語「ご」を付けて、目上の人物が出展することについて敬って言う表現です。
「ご出展なされる件」は、するを丁寧に言う「なされる」を用いた言い方となります。
「出展について」は、〜の件と同じ意味がある「について」を使った形です。
「出品する件」は、品を出すことを表す「出品」を用いることで、似たようなニュアンスにすることができるでしょう。
まとめ
展示会などに品物を出すことを話題にする時などに、「出展の件」を使うことができます。
ただ目上に対しては配慮が足りない言葉な場合もあるでしょう。
言い換えるなら「ご出展の件」としたり、「出展について」のような形にするのも適切です。