使用できることを、丁寧に言いたい時があります。
「利用できる」の適切な使い方を見ていきましょう。
「利用できる」とは?
「利用」とは「使うこと」をいいます。
「できる」は可能を示しているので「使えること、利用できること」を述べています。
使用できること、活用できることを伝えているシンプルな日本語といえるでしょう。
「利用できる」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
受付の仕事をしていると、色々なお客様から声を掛けられることがあります。
エレベーターの場所を聞かれる、あるいはお手洗いや会議室がどこにあるのか、質問されることもあるかもしれません。
そんな時に便利なのが「利用できる」というニュアンスの敬語です。
「ご利用できるエレベーターは、当館の奥にございます」と案内するほか「3階のお手洗いがご使用いただけます」とアナウンスできます。
「ご利用できる」や「ご使用いただけます」など「ご」を補足すると丁寧な表現になるので覚えておきましょう。
「利用できる」を使った例文
・『ドリンクバーをご利用いただけます』
・『本日の午後でしたら、ご予約いただけます』
「利用できる」の類語や言い替え
似ている言い方に「予約できる」があります。
映画館の座席指定、美容院のカット、ホテルの宿泊、タクシーの手配、病院の受付など様々なシーンの利用に使えます。
通常は「ご予約いただけます」と用いますが、予約の手配が済んだ時は「ご予約を承りました」と直して用いていきましょう。
このほか言い替えの表現に「ご利用いただけます」や「ご使用いただけます」があります。
「当館ではWi-Fiをご利用いただけます」や「朝食には無料のビュッフエをご利用いただけます」そして「貸し切りスペースをご使用いただけます」など、サービス業界でも使用されています。
色々な場面で使えるので覚えておきましょう。
まとめ
「利用できる」の敬語表現を学びました。
相手を思いやるのが、敬語としての醍醐味です。
適切な使い方を覚えて、どこに行っても恥ずかしくない日本語を学んでおきましょう。