「築いてこられた」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「築いてこられた」とは? ビジネス用語

人を褒めるスピーチに使われる場合があるのが、「築いてこられた」という表現です。

持ち上げる意味でも使ってみたい表現ですが、その意味や正しい用法などについて詳しく確かめてみましょう。

「築いてこられた」とは?

相手がいまの立場や実績などを作り上げたことについて、尊敬の念を込めて言い表しています。


「築いてこられた」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

個人や企業に対する祝辞などのスピーチ、あるいは紹介する文面の中では、相手の人生や沿革や業績などについて取り上げるものです。

個人や会社を褒めたり持ち上げたりするような場面で、「築いてこられた」を用いることになります。

これは築くことの尊敬語の形であるため、相手を褒めるのには相応しい表現です。

相手の人や会社が、具体的に何を築き上げて来て今があるのかについては、明確とするのが良いでしょう。

人が築くものとしては、会社、組織、対人関係、信頼などがあります。

また「大変な苦労をなさった」などの苦労話と組み合わせてみたり、築いてこられたから「尊敬の念を抱いている」などの感想を付け加えるのが適切です。


「築いてこられた」を使った例文

・『大変な苦労を重ねた上で、いまの会社を築いてこられたのです』
・『一代で立派な会社を築いてこられた社長には、敬意を表すべきだと思っております』

「築いてこられた」の類語や言い替え

「築き上げてこられた」は、財産や実績などを作り上げるとの意味を持つ「築き上げる」を使った言い方です。

「作り上げてこられた」は、物を完成させることを表す「作り上げる」を用いて、似た意味を現しています。

「生み出してこられた」は、今までなかった物事を作り上げる意味をもつ「生み出す」を使った表現です。

「設立された」は、学校や会社などの公共的と言える機関を作り上げる意味の「設立」を用いた形で、明確に機関を作ったことに対してのみ使うことができるでしょう。

「苦労をして築いてこられた」の場合は、力を尽くして苦しい思いをすることを表す「苦労」を付けることで、その築く作業がとても厳しいものだったことを言い表しています。

まとめ

相手が現在の立場などを作ったことについて褒め称え紹介をする時に、「築いてこられた」を使うことができます。

具体的に何を築き上げるたのか、それに対してどう思うかを述べることが大切です。

言い換える場合には「築き上げてこられた」「作り上げてこられた」などを選んでみても良いでしょう。

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