間違いに気づいた時は、上手にフォローしておきたいもの。
「お名前を誤って記載しておりました」の使い方を見ていきましょう。
「お名前を誤って記載しておりました」とは?
この場合の「お名前」は送り先の相手や関係者、関係先の会社をいいます。
また「おります」は謙譲語としてのニュアンスが含まれていて、この場合はある行為が続いている状況をあらわしています。
送信したビジネスメールに誤字や脱字を発見した時、手渡しした書類に入力ミスがあった時に用いられています。
「お名前を誤って記載しておりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
忙しい日々をこなしていると、うっかり相手の名前を間違えてしまうことがあります。
手違いによるミスで名前の間違いに気づいた時は「向こうが気付いていないと良いけれど」と祈りたくなりますが、悩んでいるより先に行動する方が話は早いもの。
深くお詫びして、過去のミスを打ち消していきましょう。
一方でこの文のみだと、何に記載されている誤字なのか非常に分かりにくいです。
「先ほどお送りしたメールに」や「先ほどお渡ししたお手紙に」など、その中身を具体的にあらわしていきましょう。
「猛省しております」や「ご無礼をお許しください」など丁重な言葉を添えて、頭を下げていきたいです。
「お名前を誤って記載しておりました」を使った例文
・『先ほど送信したメールですが、お名前を誤って記載しておりました』
・『打ち合わせでお渡しした書類ですが、お名前を誤って記載しておりました』
「お名前を誤って記載しておりました」の類語や言い替え
似ている言い方に「宛先を誤って入力していました」があります。
送り先の相手を間違えてしまい、内容を取り違えてしまった時に用います。
送った内容によっては電話をかけて謝罪するなど、臨機応変に対応していきましょう。
また言い替えの表現に「〇〇様のお名前を間違えて記載していました」があります。
分かりやすい表現に直しているので、こちらの落ち度を誠実にお詫びできるでしょう。
まとめ
「お名前を誤って記載しておりました」を解説しました。
正しい言い回しを知って、敬語の達人を目指していきましょう。