遅れて連絡を入れるような時には「今更で申し訳ありませんが」と言うことがあります。
謝罪の気持ちを表している表現ですが、どんな場面で使うのかなどについて、詳しく考えてみることにしましょう。
「今更で申し訳ありませんが」とは?
もはや今となっては遅すぎることを表す「今更」を用いて、遅れ馳せながら連絡したり物事に取り組もうとする状況について、相手に謝罪をする時の表現です。
「今更で申し訳ありませんが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
以前に連絡が届いていたのに、ずっと気が付かずに放置してしまうようなことはありがちです。
また即答ができずに、時間をかなり置いてから返答をしたり、仕事に参加を希望する場合もあるでしょう。
そのような時に「今更で申し訳ありませんが」と謝罪の意を交えつつ連絡を返して、その後の対応を決めたり仕事に取り組むことになります。
この際には何故遅れてしまったのかなどの原因や状況を説明するのが適切です。
また謝罪の言葉の後には、まだ間に合うようなら検討して欲しいなどの言葉を伝えることもできるでしょう。
ただし「今更」の言い方はあまり丁寧ではないので、「この期に及んで」など比較的丁寧な言い方に変えてみることが必要です。
「今更で申し訳ありませんが」を使った例文
・『今更で申し訳ありませんが、間に合うならばご検討をおねがいいたします』
・『ずっと以前にご連絡いただいたのに今更で申し訳ありませんが』
「今更で申し訳ありませんが」の類語や言い替え
「この期に及んで大変申し訳ありませんが」は、今更なことを表す「この期に及んで」と、とてもを表す「大変」を用いて、相手に丁寧に伝える表現です。
この場合はありませんの部分を「ございません」とすれば、一層丁寧になります。
「この期に及んでご迷惑かと存じますが」は、他人の行為で不利益や嫌な目に合う意味の「迷惑」と、思うの謙譲語「存じる】を用いた表現です。
「今更なことで恐れ入りますが」は、自分の落ち度があって申し訳ない意味の「恐れ入る」を使った言い方になります。
恐れ入りますがの部分を「恐縮ですが」に変えても同様の意味とできるでしょう。
まとめ
遅れて相手に連絡を入れ、自分の意志を伝える時に使うのが、「今更で申し訳ありませんが」なのでした。
これを用いる場合は遅れた理由を伝えたり、「今更」の部分の使い方に気をつけると良いです。
言い換えとしては「この期に及んで」を用いることはおすすめします。