「標記の件でございますが」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「標記の件でございますが」とは?
「標記の件でございますが」とは、「表題の件になりますが」あるいは「件名に記載した内容につきましては」などという意味合いで使われている言い回しです。
ビジネスシーンにおける取引先や顧客などとの業務上のやり取りにはメールを使用するのが一般的な習わしとなっていますが、相手にメールで連絡をする際にはまずは件名を入力する必要があります。
その件名欄に記されている内容について本文の中で言及する場合には、文頭でこのフレーズを用いて下記に文章をつなげていくのがビジネスマナーとして知られています。
「標記の件でございますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「標記の件でございますが」とは、ビジネスシーンにおいて先方に対して「メールの件名欄に記載した内容につきまして」などという意味合いで用いられている言い回しです。
ビジネスの場においてメールや文書などを用いて取引相手などと業務上のやり取りを行いますが、その際にメールや文書などの表題箇所に、内容にはどのような事柄が記載されているのかについて触れておくのがビジネスマナーとされています。
文書やメールなどの中身をわざわざ確認しなくても何の連絡であるのか分かりやすいようにする手法として重宝されています。
「標記の件でございますが」を使った例文
・『標記の件でございますが、今季の秋冬コレクションの新作商品が入荷しましたことをご報告いたします』
・『標記の件でございますが、来週月曜日に予定している営業会議は予定どおり開催いたします』
「標記の件でございますが」の類語や言い替え
・「表題の件で失礼いたします」
・「件名欄の事案につきまして」
・「タイトルに記載しておりますとおり」
まとめ
「標記の件でございますが」とは、ビジネスシーンにおいて「表題の案件につきまして」などという意味合いで使われている言い回しです。
使用する場合にはこのフレーズがもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解しながら、場面や状況などに応じてうまく使いこなすようにしましょう。
