正しい表現を知っておくと、ビジネスに余裕をもって取り組めます。
「ご相談の件」の正しい使い方を見ていきましょう。
「ご相談の件」とは?
「ご相談」はある問題について、その内容でいいか確かめることをいいます。
自分が相談者である時、あるいは相談を受ける立場である時に使います。
「件」はある物事について、取り扱う時の表現です。
「ご相談の件」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご相談の件」は電話またはメールで用いる言い回しです。
自分が大切な相談をしたい時、あるいは重要なことをクライアントから相談された時に使います。
一方でこの表現のみだと、何についての相談なのか不明瞭なため、相手に不安を与えてしまうことがあります。
もしビジネスメールの件名に使うのなら「日程変更のご相談」や「会議室変更のお願い」など端的にその内容を書いて、ひと目で伝わるビジネスメールにしていきましょう。
「件」はビジネス表現のひとつですが、あまりに強調しすぎると無機質に感じられます。
適宜ほかの表現に取り替えていくと、より自然な言い回しになります。
相手の立場を思いやって、臨機応変に言葉を組み立てていきましょう。
「ご相談の件」を使った例文
・『先ほどのご相談の件で、5分ほどお時間よろしいでしょうか』
・『日程変更のお願いで、ご連絡いたしました』
「ご相談の件」の類語や言い替え
似ている言い方に「ご依頼の件」があります。
例えば「ご依頼の件、たしかに承知いたしました」とすると、お客様の発注や受注の受付が完了したことをあらわします。
また言い替えの表現に「〇〇のご相談」や「〇〇のお願い」が挙げられます。
「〇〇に関するご相談」も使える言い回しです。
メールの件名はもちろん、他の表現と組み合わせて会話文やビジネスメール内で使えます。
多くの敬語表現を知っておき、その場にあう文章を組み立ててみてください。
生きる敬語になって、あなたを必ず助けてくれるはずです。
まとめ
「ご相談の件」をお伝えしました。
色々な表現を取り入れて、敬語の達人を目指していきましょう。