何かの物事を見直すような機会があると、「再評価いたします」とのフレーズが使われがちです。
これは人や物の価値に関わる表現ですが、どう使ったら良いのかなどを確かめてみることにしましょう。
「再評価いたします」とは?
あらためて評価をし直し、価値を見定める意味がある「再評価」をすることについて、相手に伝える時の表現です。
「再評価いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
業務の中で過去に一度ボツになった素案や、世の中で大した評価がされなかった人物や作品などが存在します。
そのような一度評価が決まっていた人や物事に対して、あらためて評価することを関係者に伝える時に「再評価いたします」を使うことが可能です。
再評価をする場合、品質や性能、有効性や安全性、その物の価値などを見直していくことはもちろん、商品の適正な価格設定までも含まれています。
これは自分が他人を評価する意味があるので、上から目線な表現となってしまうのは難点です。
そのため敬語に相応しい文章を心がけたり、場合によっては言い換えるなどの対処が必要になります。
「再評価いたします」を使った例文
・『当店で取り扱っている◯◯の作品について、再評価いたします』
・『原油価格が高騰しているため、本日の会議ではエリアごとの配送料金を再評価いたします』
「再評価いたします」の類語や言い替え
「再評価させていただきます」の場合は、相手の許可を受けた上に恩恵を得る意味をもつ「させていただく」を使った、うやうやしい言い方です。
「評価の見直しをさせていただきます」は、評価についてもう一度見ることを、相手の許可を得る形で言い表しています。
「再検討いたします」は、物事を色々な面から調べて考えることを表す「検討」を用いて、似た意味とした言い方です。
再評価の部分については、「再検証」や「再確認」「再考」などを使うこともできるでしょう。
まとめ
過去の物事や他者を見直すことを人に伝えるにあたり、「再評価いたします」を用いることができるのでした。
品質や価格などを見直すことで、本来あるべき価値を把握し適正に利用することに繋がります。
ただし上から目線になってしまうことには注意が必要です。
「させていただく」の形にしてみたりと、適切な言い方を考えてみて下さい。
