「営業担当の立場から申しますと」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「営業担当の立場から申しますと」とは?
「営業担当の立場から申しますと」のフレーズにおける「営業担当」は、「会社組織において、販売等の仕事を担う営業」を意味する言葉です。
また、次の「立場」は「その状況から生じる考え方」といった意味です。
そして、最後の「申しますと」は「言いますと」の「言う」を謙譲語の「申す」に換えた丁寧な表現です。
したがって、「営業担当の立場から申しますと」のフレーズは「販売等の仕事を担う営業としての考え方から言うと」といった意味の敬語表現となります。
「営業担当の立場から申しますと」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
企業においては、その規模に応じた組織体制が取られており、その会社にとって必要な仕事が、部や課といった単位で細分化されています。
このフレーズで使われている「営業」も、その細分化された仕事の一つで、販売や販売管理等を主に担う組織です。
また、会社においては、重要な案件に対しては各部や各課を担当する人の会議により方向付けされるのが一般的で、「営業担当の立場から申しますと」のフレーズは、そうした会議の場でよく使われるフレーズです。
担当する仕事により、課題に対するものの見え方がどうしても違ってくるのを会議によって調整し、会社全体として最善の策を見出す手法が取られますが、そうした各部署が集う会議で、営業組織の者から見ると、こうすべきだと意見を述べる際に使われるのが、このフレーズです。
「営業担当の立場から申しますと」を使った例文
・『営業担当の立場から申しますと、生産体制を増強し、一気に拡売を進めるべきと思います』
・『営業担当の立場から申しますと、A社と取り引きをスタートするために、今回は利益を度外視してでも受注すべきと考えます』
「営業担当の立場から申しますと」の類語や言い換え
「営業担当の立場から申しますと」のフレーズは、一般的な表現としては「営業担当の立場から言いますと」と言い換えられ、逆にさらに敬意を高めた表現としては「営業担当の立場から申し上げますと」と言い換えることができます。
また、シンプルな表現として、「営業としては」と言い換えることもできます。
まとめ
「営業担当の立場から申しますと」のフレーズは「販売等の仕事を担う営業としての考え方から言うと」といった意味の敬語表現です。
各部署の担当者が集まる会議で、営業の立場から意見を述べる際に、その前置きとしてよく使われるフレーズです。
