企業も自分達の提供する商品やサービス自体の競争力の有無だけでなく、どれだけ自社をアピールできるかが問われる時代となりました。
直接的に顧客や潜在的顧客にアピールするだけではなく、一般世間向けにPR(パブリック・リレーションズ)という形でのアピールも重要です。
そのアピールの中で「弊社の強みは」というフレーズも用いられるわけであり、今回はこのフレーズについて解説いたします。
「弊社の強みは」とは?
まず「弊社」とは「へいしゃ」と読み、「当社」や「我社」の謙譲表現であることは周知の通りです。
一方の「強み」ですが、「他と比較して勝っている部分」や「高い競争力を有していることやその程度」と言った意味があります。
単純に「長所」としても良いでしょう。
最近ではそのまま「ストロングポイント」という英語で表現されることもあります。
つまり、「当社にとっての(他と比較した上での)長所とは」という意味がこのフレーズには込められているのです。
当然、この後には具体的な「強み」の内容が展開されることになります。
「弊社の強みは」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズが使われるケースとしては、自社のウェブサイトやパンフレットなどに記載される形もあり得るでしょうし、記者会見のような公的な場での発信、もしくは従業員個人のセールストークの中ということも考えられます。
つまりあらゆる場で使うことが出来るフレーズだということです。
言うまでもなく、単に「強み」と言っても、具体的な説得力がなければ何の意味もありませんので、このフレーズはあくまで「前振り」の役割であって、重要なのは「強み」の中身です。
「弊社の強みは」を使った例文
それでは、このフレーズを使った例文を挙げてみましょう。
・『弊社の強みは、個人のニーズにあった注文住宅を安価で提供できることです』
・『弊社の強みは、最先端の防水技術と耐久性の両立を実現する技術力です』
「弊社の強みは」の類語による言いかえ
「弊社」については、「謙譲性」は失われるものの、「当社」で言いかえられます。
「強み」については、「長所」や「競争力の源泉」または「優位性」などが代用表現や代用語として考えられます。
これについては様々な表現があり得ますので、柔軟に考えましょう。
以上を踏まえると、「当社の長所」や「当社の優位性」などが言いかえ例として挙げられます。
まとめ
「弊社の強みは」というフレーズには、自社の具体的優位性をアピールするための前振りとしての役割があります。