世の中には不透明な出来事が多い中で、ある時を境にして明確になることがあります。
「明確になったことで」との表現もそれに際して用いられるものですが、その使い方や言い換えなども明確にしておきたいところです。
「明確になったことで」とは?
はっきりと確かである様子を表す「明確」を用い、何らかの物事や状態などがはっきり分かる様子に変わったことを意味する表現です。
「明確になったことで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
業務上の問題が発生してなかなか解決ができなかったり、先行き不透明な物事に直面することはありがちです。
しかしそうした問題や対処法がはっきりと見える姿に変わったことを受け、説明する際に「明確になったことで」が使われます。
これを用いる場合には、完全に見通せる状態に変わったことが条件であり、不透明感が残っている時には使うことができません。
また「不具合の原因が」など、具体的に明確となった事柄がなにかを、前置きして述べることが必要です。
またそれを受けてどんな行動を取っていくかについても、述べる必要があります。
しかしこの言い方は敬語の形ではないので、目上に対しては言い換えが必要なこともあるでしょう。
「明確になったことで」を使った例文
・『調査をして不具合の原因が明確になったことで、対処法が絞れてきました』
・『害虫の侵入口が明確になったことで、駆除も的確に進められそうです』
「明確になったことで」の類語や言い替え
「明確になりましたので」は、なるを丁寧に言う言葉「なりました」を用いた言い方です。
「確かとなったことで」は、はっきりとした状態を意味する「確か」を用いて似た意味としています。
「はっきりしたことで」は、確かなことを表す「はっきり」を使った言い方です。
「よく分かる状況になりましたので」は、確かに把握しやすい様子を表す表現です。
「分かりやすくなったことで」は、理解しやすいことを見にする「分かりやすい」を使った言い方になります。
まとめ
物事がはっきりわかる様子に変わったことを述べるに当たって、「明確になったことで」が使われるのでした。
これを使う場合は、不透明な部分が完全に払拭できていることが利用条件と言えます。
言い換える場合は「明確になりましたので」など、上記のような複数の言い方から選び取ってみるのがよいです。