この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「白露の候」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「白露の候」とは?
「白露の候」の読みは「はくろのこう」です。
「白露」は「白く光って見える露」のことで、9月8日頃の二十四節気の一つでもあります。
また、「候」は「時節、頃」等を意味する言葉です。
ちなみに「白露」は訓読みを重ねて「しらつゆ」と読むことも可能ですが、節気の読みとしては漢語調の音読みを重ねた読み方が使われます。
したがって、「白露の候」のフレーズは、「露が白く光って見える時節」といった意味の時候を表す表現となります。
「白露の候」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「白露の候」は、9月8日頃の二十四節気の「白露」から、9月22日頃の次の節気の「秋分」の頃の時候を指して使うことができる表現です。
この頃に出されるメールや手紙の冒頭の時候の挨拶で、「白露の候、お元気にご活躍のことと存じます」や「白露の候、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます」等と使われます。
最近では残暑が長い傾向が続いていますが、この頃にはようやく秋の到来を感じさせる頃となり、それを繊細な言葉で表現するフレーズだと言えます。
また、冒頭の挨拶の後には本文が記載され、さらに最後に結びの言葉として相手の方の健康を気遣う言葉が綴られますが、この時期の結びのフレーズとしては「長かった残暑もようやく落ち着き、過ごしやすい季節となりました。
〇〇様におかれましては、何卒ご自愛くださいませ」等の表現が使われます。
「白露の候」を使った例文
・『白露の候、皆様方にはご繁栄のことと存じます』
・『白露の候、お元気にご活躍のことと存じます』
「白露の候」の類語や言い換え
「白露の候」と同時期に使える時候の表現としては、他に「初秋の候」や「秋涼の候」や「爽秋の候」等が挙げられます。
まとめ
「白露の候」のフレーズは、「露が白く光って見える時節」といった意味の時候を表す表現です。
9月8日頃の二十四節気の「白露」から、9月22日の次の節気である「秋分」の頃の時候を指して使うことができる表現です。