この記事では、「認識しております」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「認識しております」とは?
「認識しております」は、あることをはっきりそうであるとして受け入れていることを伝える丁寧な表現です。
「認識+して+おります」で成り立っている語で、「認識」は「ものごとをはっきりと見分け、その本質を正しく理解すること」という意味、「して」は動詞「する」の連用形「し」+接続助詞「て」、「おります」は動詞「いる」の丁重語「おる」の連用形「おり」に、丁寧語「ます」が付いた語、全体で「はっきりと見分けて分かっている」の敬語表現になります。
「認識しております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「認識しております」は、あることについて、情報を共有していることを確認する時に使われます。
確かにそうであると認めて、知識として持っていることを表す言葉で、単に「そう思っている」という意味で使うと大げさになります。
そのものごとの是非を問うような重要な場面で使う様にしましょう。
「認識しております」を使った例文
「認識しております」を使った例文は以下の通りです。
『市場におけるリスクは十分認識しております』
市場においてメリットがある分、デメリットも大きいことを分かった上で、その戦略を推し進めていくことを表しています。
『その情報が事実でないということは認識しております』
ある情報が信頼できるものではないことが、最初から分かっていたことを表しています。
「認識しております」の類語や言い替え
「認識しております」の類語や言い替えは以下の通りです。
『理解しております』
「理解」は「ものごとの道理や筋道が正しくわかること」という意味です。
『把握しております』
「把握」は「しっかりとつかむこと」から転じて「情報や状況を正確に分かること」という意味です。
『了承しております』
「了承」は「事情をよく理解して聞き入れること・承諾すること」という意味です。
まとめ
今回は「認識しております」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。