ここでは「責任を全うする」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「責任を全うする」とは?
「責任を全うする」は、与えられた責任ある内容を最後までやり通す、という意味になります。
ある業務をきちんとこなすことがそれであり、やっとそれが終わったといった時に、「ようやく最後まで終わり、責任を全うすることができた」のように使うという具合で、このようにそれができた、または「責任を全うすることが一番大切だ」などと決意表明として用いたり、「責任を全うすることができなかった」と、それは無理だったといった使い方をすることもできます。
どのような内容がそれになるのかには制限のようなものはありません。
「責任を全うする」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「責任を全うする」は、何かをやり遂げることを指して用いられます。
その内容に制限はないと書きましたが、ちょっとしたことに対して使うのは大袈裟なので、ビジネスシーンであればそれを終わらせるのに数日はかかり、最後にその報告が必要だといったような業務を対象にするのが通例です。
何がそれだと、「この業務を責任を全うすることが最優先事項です」といったように用いてもよく、いずれの場合も堅い使い方になるため、使うシーンや相手を選ぶ表現でもあります。
「責任を全うする」を使った例文
・『早めに責任を全うするつもりだが、他にもやらなければいけないことがあるので苦労している』
・『このままでは責任を全うするのは難しいと思うので、どうしようか考えているところだ』
「責任を全うする」の類語や言い替え
・『責務を全うする』
この「責務」としてもよく似た意味になり、同様に与えられた責任ある任務を最後まで終わらせるという解釈になります。
異なる点は、「義務」に相当するものに対して用いることが多いという点で、対象がそれに該当する場合にはこちらの方が向いています。
そうではない時にも使うことができますが、無理にこちらに言い替えることはありません。
まとめ
「責任を全うする」は、責任ある何かの内容を最後まで終わらせることの表現です。
それができた、できなかった、そのためにどうしたら、といったような色々な使い方ができますが、堅い表現になるため、そのシーンや相手を選んで用いられています。