ここでは「重ねましたが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「重ねましたが」とは?
「重ねましたが」は、2つの使い方があります。
1つは、物理的に何かを(何かと一緒にして)積み上げるという意味での用い方です。
「座布団はそこに重ねましたが、そちらでよろしかったですか」などとした時がそちらになり、もう1つは「これまでに失敗を重ねましたが、やっと成功にたどり着くことができました」のように使った場合になり、何かを繰り返した結果といった使い方になります。
どちらで用いているのか分からないといったことはまずないため、そちらを心配する必要はありません。
「重ねましたが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「重ねましたが」は、先のような2つの使い方がある表現です。
物理的な使い方では、挙げた例のように、それでよかったのかと用いることが多く、繰り返した結果となる方だと、それによってどのようになったと続けて使われます。
語尾の「が」をとった形にすると、そうしたというだけの意味になるため、そう行った、そのようなことを繰り返したとだけの使い方になりますが、物理的な方はともかく、何かを繰り返してきたといった意味になる用い方では、そう用いたとしても、結果としてどうなったのかと続けることになるのが一般的です。
「重ねましたが」を使った例文
・『使わなくなったファイルはここに重ねましたが、別の場所の方がよかったですか』
・『何とかしようと努力を重ねましたが、結局うまくいきませんでした』
「重ねましたが」の類語や言い替え
・『続けてきましたが』
この表現は、「重ねましたが」を何かを繰り返したと使う場合に同じ意味になります。
繰り返したとは言っていませんが、「これまでに努力を続けてきましたが〜」のように言い替えると、解釈としてほぼ変わることはなく、相手に伝わる意味としてはほとんど一緒です。
まとめ
「重ねましたが」は、何かを物理的に積み上げたという意味と、何かを繰り返してきたという2つの意味で用いられます。
後者の場合にはその結果を続けることになるのが通例で、そちらはいいそれとなった、悪いことになってしまったなどと、どのような内容にしても構いません。
