この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「今後ともお引き立てを賜りますようお願い申し上げます」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「今後ともお引き立てを賜りますようお願い申し上げます」とは?
「今後ともお引き立てを賜りますようお願い申し上げます」のフレーズにおける「今後とも」は、「これまで同様これからも」といった意味です。
次の「お引立て」は「愛顧(あいこ)、贔屓(ひいき)」を意味する「引き立て」に、敬意を示す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。
また、「賜ります」は「もらう」の謙譲語に、丁寧語の「ます」が付けられたものです。
そして「よう」は断定を避ける婉曲表現の言葉です。
最後の「お願い申し上げます」は「お願い」に「言う、述べる」の謙譲語の「申し上げる」に、丁寧語の「ます」が付けられたものです。
以上より、「今後ともお引き立てを賜りますようお願い申し上げます」のフレーズは、「これまで同様これからも愛顧してもらえるよう願う」や「これまで同様これからも贔屓にしてもらえるよう願う」といった意味の丁寧な敬語表現となります。
「今後ともお引き立てを賜りますようお願い申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「今後ともお引き立てを賜りますようお願い申し上げます」のフレーズは、取り引き先の方や顧客に対いて、これからも贔屓にしてほしいとお願いす表現です。
年賀状の添え言葉や、改まった節目に出される手紙やメールの締めの文章としてよく使われるフレーズです。
「今後ともお引き立てを賜りますようお願い申し上げます」を使った例文
・『旧年中は色々とお世話になりました。今後ともお引き立てを賜りますようお願い申し上げます』
・『お陰様で開店20周年を迎えることができました。今後ともお引き立てを賜りますようお願い申し上げます』
「今後ともお引き立てを賜りますようお願い申し上げます」の類語や言い換え
「お引立て」の類語としては「ご愛顧」や「ご贔屓」が挙げられます。
したがって、前半の「今後ともお引き立てを賜りますよう」は、「今後ともご愛顧を賜りますよう」や「今後ともご贔屓を賜りますよう」と言い換えることができます。
また、「賜る」を同じ「もらう」の謙譲語の「いただく」に換えて、「今後ともお引き立てをいただきますよう」と言い換えることもできます。
また、後半の「お願い申し上げます」は「お願いいたします」と言い換えることができます。
まとめ
「今後ともお引き立てを賜りますようお願い申し上げます」のフレーズは、「これまで同様これからも愛顧してもらえるよう願う」や「これまで同様これからも贔屓にしてもらえるよう願う」といった意味の丁寧な敬語表現です。
引き続いてのご愛顧をお願いするフレーズです。