ここでは「拝見させていただきます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「拝見させていただきます」とは?
「拝見させていただきます」は、何かを見せてもらうと丁寧に伝えるために用います。
「では、早速資料を拝見させていただきます」などとビジネスシーンでもよく使われている表現で、早速その資料を見せてもらいますと言っています。
この「拝見」は「見る」を謙譲表現にしたもので、それを見せていただく、という使い方になるため、用いる相手は他社や目上の人になります。
口語で直接その際に使うことが多い表現ですが、文章にて送られてきたメールに添付されていた資料などをそうさせてもらうと用いることもできます。
「拝見させていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「拝見させていただきます」は、下から何かを見せていただく、と用いる表現です。
会議の場などで配られた書類に対し、そうさせてもらうと使ったり、「詳しい資料を送っていただき、ありがとうございます。
これから拝見させていただきます」とメールで用いるなど、「見る」と使うことができるものであれば対象は特に問いません。
同音の「観る」の方が適している芸術作品になる絵画や彫像などに対して使うこともできますが、景色や風景のような対象には向いておらず、それが目の前にあり、1つの存在になっているものに用いられます。
「拝見させていただきます」を使った例文
・『製品カタログをご送付いただきまして、ありがとうございます。早速拝見させていただきます』
・『現地では作品類をゆっくりと拝見させていただきます』
「拝見させていただきます」の類語や言い替え
・『拝観させていただきます』
こちらは神社仏閣などにおいて、仏像やご本尊などに対して用いられる表現になります。
意味としては観せていただく、となり、そのような存在を近くでそうする時によく使われています。
注意点として、「観る」と使える対象への謙譲表現ではないため、景色や風景に用いることはできません。
まとめ
「拝見させていただきます」は、何かを見せていただく、という使い方をする表現です。
下からそうさせてもらうと用いる表現になるので、他社や目上の人を相手に使われており、丁寧にそうしますと伝えるために用いられます。