ここでは「ご家族の健康をお祈りします」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご家族の健康をお祈りします」とは?
「ご家族の健康をお祈りします」は、文末の結びの表現に用いられます。
文字通り、相手の家族の身体を気遣う表現になり、定型表現と言えるものです。
そのような意味から、あまりビジネス向けではありませんが、それなりに親しい仲であれば使えないこともなく、個人的に手紙のやりとりをする間柄でよく用いられています。
ですが、いきなりこの表現を使うのもおかしいので、この前に暑くなってきた、寒くなってきたといったその時期ならではの文言をつけて使います。
つまり、そのような時節なのでその人自身、及びご家族も身体には気をつけて欲しいという気遣いの表現になり、文章のうまい締めとして使うものです。
「ご家族の健康をお祈りします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご家族の健康をお祈りします」は、先のようにビジネスにはあまり向かない表現なので、そちらでは使えるシーンが限られます。
例えば、その相手の家族にそれほど大きくはない不幸なことがあったと分かっていて、それについて触れる際に用いるという具合で、相手の家族が絡む表現なだけに、そのようなことでもないと無理に使うのはおすすめできません。
口語で使うことはまずなく、文章で用いることになりますが、多くはプライベートな手紙、またはメールのやりとりで使われており、そろそろ暑くなるのでそちら様と共にご家族も身体には気をつけてくださいなどという締めの文章にします。
下の例文では暑くなった場合と寒くなった時の例を共に挙げていきます。
「ご家族の健康をお祈りします」を使った例文
・『日増しに暑さが増しておりますので、お身体にはくれぐれもお気をつけください。併せまして、ご家族の健康をお祈りします』
・『連日寒い日が続きますが、御身お大事になさってください。共にご家族の健康をお祈りします』
「ご家族の健康をお祈りします」の類語や言い替え
・『ご家族のご清祥をお祈りいたします』
この「ご清祥」は、健康で幸せな状態を表す言葉です。
よって、同様の意味で使うことができる表現になります。
語尾も「いたします」としているので全体的に丁寧な形になっており、全体的な文章の流れによってはこちらの方がうまく締めに使うことができます。
まとめ
「ご家族の健康をお祈りします」は、相手の家族の身体を気遣う表現として用いられます。
ビジネス向けではないのため個人的な手紙やメールのやりとりで使われることが多く、暑い季節や寒い時期の文章の締めとしてうまく用いる表現です。