この記事では、「心得て」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「心得て」とは?
「心得て」は、「特定の事情、意味を、経験を通じてよく理解していること」です。
「心得て」は動詞「心得る」の連用形「心得」に、接続助詞「て」が付いた語です。
「心」は「ものごとについて考え、判断する働き」という意味、「得る」は「努力して自分のものにする」「手に入れる」「納得する」「理解できる」という意味、「心得る」で「ものごとについて考え、判断する働きを自分のものにしていること」なります。
「心得て」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「心得て」は、あるものごとについてよく分かっている、飲み込んでいると伝える時に使われます。
敬語ではありませんので、前後の言葉を敬語にする必要があります。
本当に自分に自信がある時に使う言葉で、少しでも不明な点がある時には使わない様にしましょう。
「心得て」を使った例文
「心得て」を使った例文は以下の通りです。
『高齢者への接し方はよく心得ております』
高齢者に対して商談する予定がある時に、ゆっくり話す、結論を急がせないなど、接し方を学んでいることを表します。
『接客のやり方についてはひととおり心得ております』
接客業の面接を受ける時などに、知識があることをアピールする表現です。
『この周辺の道路事情はよく心得ています』
人を車で送迎する時に、慣れていて道をよく知っていることを表します。
「心得て」の類語や言い替え
「心得て」の類語や言い替えは以下の通りです。
『理解して』
「理解」は「ものごとの意味・内容をのみこむこと」「他人の気持ちや立場を察すること」という意味です。
『認識して』
「認識」は「ある物事を知り、自分の知識や経験として得ること」という意味です。
『承知して』
「承知」は「事情などを知ること」という意味です。
まとめ
今回は「心得て」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
