感極まっている状況を相手に話す時には、「感激いたしました」というフレーズが使われることがあります。
他者の行動などについて語る時にも用いられるものですが、どんな場面で使うべきかなどを確かめてみましょう。
「感激いたしました」とは?
ある物事に対して強く感動を覚え、自分の気持ちが高揚したことについて、相手に伝える表現です。
「感激いたしました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
他者からの配慮や幸福な体験などを通じて、人は感激を覚えることがあります。
それについて相手や周囲に伝えるにあたり、「感激いたしまた」を使うのが適切です。
これはスピーチの中や挨拶状の中に用いられますが、改まった表現なので基本的に目上の人や客人に対して使われます。
何がどうして感激したのかについては、明確とするべきでしょう。
またこれは本当に感激した場合に使うことが妥当で、非常に大きな感動の場合は「大変」などの修飾する言葉を付けると良いです。
一方でこれは、社交辞令や人を持ち上げるお世辞として使われることもあります。
しかし感激が乏しかったのに使ったり、言葉に語気が無い場合には、白々しい印象になりかねないので注意が必要です。
「感激いたしました」を使った例文
・『北アルプスから神々しい朝日を目撃する機会があり、その時には大変に感激いたしました』
・『◯◯様からの度重なるご配慮の気持ちには、深く感激いたしました』
「感激いたしました」の類語や言い替え
「感服いたしました」は、感心をしつつ敬服するという意味がある「感服』を用いて、相手に敬意を高めた表現です。
「心から感激しております」は、気持ちの奥からの感激について、丁寧に伝える言い方となります。
「心を動かされました」は、感動を受けたことで自分の気持ちが高揚したことを伝える表現です。
「感銘を受けました」は、忘れられない程に深く感動を得たことを、相手に知らせる表現です。
まとめ
何らかの物事に感動したことを人に伝えるような場面で、「感激いたしました」を用いることになります。
スピーチでも使われるものですが、何について感激したのかははっきりさせる必要があるでしょう。
「感服」や「感銘」などを使った言い換えも様々にあるので、理想的な言い方も考えてみると良いです。