何かの理由で予定の時間を超えてしまった時には、「過ぎておりますが」とのフレーズが使われます。
これは遅刻などにも関わっているものですが、どんな使い方がされるかなどを確かめてみましょう。
「過ぎておりますが」とは?
予定していた日時を既に通り越していることについて、相手に伝え催促をするための表現です。
「過ぎておりますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
業務を進める上では、相手側と約束の時間を設定することがあります。
それは会合の日時、仕事の納期、入金の期限などです。
そのような予定の制限日時を過ぎてしまった場合、「過ぎておりますが」を用いてその事実を相手に伝え、催促をするようにします。
これをメールに使う場合は「既に納期が」など、何が過ぎているのかを明確に伝えるのが基本です。
そしてこれ以上遅れると仕事に支障が出ると説明したり、場面によっては「お待ち下さい」など待ってもらう言葉を合わせる必要があります。
ただしこれは上から目線になってしまいがちな表現なので、全体の文章は相手に配慮した言葉遣いにしていく必要があるでしょう。
「過ぎておりますが」を使った例文
・『既に納品の期限が過ぎておりますが、これ以上遅れが出ますと業務上で大きな支障が発生してしまいます』
・『◯◯様はご到着が遅れております。開始予定時間は過ぎておりますが、今しばらくお待ち下さい』
「過ぎておりますが」の類語や言い替え
「過ぎている状況でございますが」は、その場のありさまを意味している「状況」と、あるの丁寧語の「ございます」を併せた丁重な表現です。
「遅れが発生しておりますが」は、起こることを表す「発生」を用いた、事を荒立てない丁寧な言い方です。
「遅れておりますが」は、予定よりも遅くなっていることについてを相手に伝えています。
「滞っておりますが」は、物事が予定通りに進まずにつかえている状況を伝える表現です。
過ぎての部分については、類語である「経過」「超過」「超えて」を使うこともできるでしょう。
まとめ
予定日時を超えている状況を相手に伝えて行動を催促する時に、「過ぎておりますが」を使うのでした。
これは必要なフレーズですが、上から目線になってしまうことには気をつけて下さい。
丁寧な言い換えとしては、「ございますが」を使う形にしたり、「滞っておりますが」などの表現を選んでみると良いでしょう。
