業務内容などが充実した状況を知らせる上では、「拡充してまいりました」という表現を使うことができます。
これは顧客に対してのアピールにもなるわけですが、どんなふうに使うのかなどについても確かめてみましょう。
「拡充してまいりました」とは?
施設やサービスなどの要素が、以前よりずっと拡張したり充実してきた状況について、人に伝える時の表現です。
「拡充してまいりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
今よりも業務内容を拡充することで、顧客や取引先からの注目を引きつけることができたり、業務が上手くいくようになったりします。
その拡充状況を知らせるにあたり、「拡充してまいりました」が使われます。
これはスピーチの中、あるいはホームページや挨拶状、宣伝の中でも使うことが可能です。
拡充することができるものとしては、施設、設備、サービス内容、品揃え、福利厚生などがあります。
用いる場合には、「品揃えを」のように、何を拡充したのかをはっきりとさせることが大切です。
また拡充したから何ができるのかを伝えることもできます。
ただし拡充は拡張や充実するとの意味をもつので、ちょっとやそっと足した程度では使うことはできないでしょう。
「拡充してまいりました」を使った例文
・『弊社では本年度についても、一層品揃えを拡充してまいりました』
・『施設を以前よりも拡充してまいりましたので、お客様にお楽しみいただける場所となっております』
「拡充してまいりました」の類語や言い替え
「拡充いたしております」は、しているの謙譲語の言葉であり、二重敬語ではないので言い換えることができるでしょう。
「充実してまいりました」は、内容が満ち足りて豊かになるとの意味を持つ「充実」を用いた形です。
「押し広げてまいりました」は、拡充の意味をもつ「押し広げ」を用いた表現となります。
また拡充のところについては、「発展」「向上」「進化」などに言い換えても良いかも知れません。
まとめ
過去より一層施設などが充実した状況を伝える時に、「拡充してまいりました」を使うことができます。
スピーチ、挨拶状のほか、宣伝に用いることもできるでしょう。
ただしちょっと拡張した程度で使うと違和感が出るかも知れません。
言い換える場合は「充実」など別の言葉を使うことも考えてみてください。