ここでは「近くにお越しの際はご連絡ください」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「近くにお越しの際はご連絡ください」とは?
「近くにお越しの際はご連絡ください」は、プライベートで引越しをしたり、勤務先が移転したような時に新しい住所の近くまで来た時には連絡が欲しいと伝えている表現です。
つまり、是非立ち寄ってくださいといった意味から使っていることになり、「弊社のオフィスが10月より○○駅近くに移転いたしました。
近くにお越しの際はご連絡ください」のような使い方をします。
ですが、そのような機会に本当に連絡をして欲しいと思って使っていることはまずなく、いわゆる社交辞令として用いられています。
よって、先のような引越し、オフィスの移転などがあった際の挨拶での定型表現として使われているのが実情です。
「近くにお越しの際はご連絡ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「近くにお越しの際はご連絡ください」は、前述のように定型表現として使われるため、このようにメールなどで伝えられた側も本気にはせず、その引越しや移転などがあったことだけを覚えておけばいいでしょう。
特にビジネスではメールはともかく、発送物の住所が変わる恐れがあるため、文章ごと単なる社交辞令だと流してしまうことなく、肝心な内容はチェックしておいてください。
表現として、「近くにお越しの際は是非ご連絡ください」と間に「是非」を入れることも多く、主として文章で使われています。
現在では多くがメールになると考えて構いませんが、引越しをした場合は知り合いなどにハガキや手紙でそれを知らせることも少なくなく、そのような時にもお馴染みの表現です。
「近くにお越しの際はご連絡ください」を使った例文
・『この度、下記の住所に転居いたしました。近くにお越しの際はご連絡ください』
・『今年度より、勤務先が○○市△△町のオフィスになりました。近くにお越しの際は連絡ください』
「近くにお越しの際はご連絡ください」の類語や言い替え
・『お近くにお越しの際はお立ち寄りください』
「近くにお越しの際はご連絡ください」の中の「連絡」は、立ち寄って欲しいという意味で使っているため、このようにそれに置き換えた表現もよく使われています。
こちらも「是非」を間に入れて「お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください」といった形で見掛けることが多い表現です。
まとめ
「近くにお越しの際はご連絡ください」は、引越しや移転の際の社交辞令として使われている表現です。
本当に連絡を待っているという訳ではなく、定型表現になるため、それほど意味は気にせずに使うことができます。