普段から親しい間柄の人に対し手紙で使われる言葉としては、「親愛なる」というものがあります。
愛情を示す時の表現ですが、使わない人にとっては使用法がよくわかりません。
親愛なるの気になるところを確かめて行きましょう。
「親愛なる」とは?
自分が心から相手に対して親しみと愛情を持っていることについて、伝えるために使われる表現です。
「親愛なる」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
時には自分の家族や親しい間柄の人に、手紙を一筆書くような機会があります。
その時に「親愛なる」を用いることで、相手にその気持ちを伝えることができるでしょう。
これはメールで使うこともでき、贈り物のメッセージカードに一筆したためるような使い方も可能です。
「親愛なる◯◯へ」「親愛をこめて」などのようにして、タイトル、文頭、文末などに使うことができます。
相手だけでなく自分を親愛の対象として、「親愛なる◯◯より」とすることも可能です。
また「私の親愛なる◯◯様は近頃〜」のように文中に含めることもできます。
親愛なると言うからには以前から旧知の仲で、仲の良い間柄であることが求められます。
逆にあまり知らない人や親しくない人に使うと、不快感を持たれることに注意が必要です。
「親愛なる」を使った例文
・『親愛なる◯◯様へ。◯◯より』
・『これは親愛なる我が娘に、真心を込めて贈り届けるものです』
「親愛なる」の類語や言い替え
「愛すべき」は、この上なく愛おしいとの意味を持っている表現で、親愛なると同じように使うことができます。
「愛しき」は、相手が愛しいことや可愛いことを表す言葉です。
「愛する」としても同じ意味になります。
「敬愛する」は、相手に対しての敬意と愛情を持っていることを表すもので、先生などの尊敬する人物に対して使われるでしょう。
「尊敬する」の場合は愛情には関係なく相手に対しての敬意を示すものであり、親愛なるよりも使いやすい表現となります。
まとめ
親しく愛情の対象となる人物に対して、その気持を伝える時に「親愛なる」を用いることができるのでした。
これは手紙で使われるもので、相手に対する愛情だけでなく、自分が親愛の対象とする言い回しも可能になっています。
「愛する」など別の言い方も存在しているので、相応しいものを選び取ってみてください。
