「甚だ遺憾ではございますが」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「甚だ遺憾ではございますが」とは? ビジネス用語

この記事では、「甚だ遺憾ではございますが」について詳しく紹介します。

「甚だ遺憾ではございますが」とは?

何か残念な出来事が起こった場合に、非常に不本意で残念に思っていることを伝えるフレーズです。

「甚だ」は程度をはるかに超えている様子を表す言葉で、「非常に、ひどく」といった意味があります。

「遺憾」は、期待した通りにならなくて残念に思う気持ちを表しています。

日常会話で用いられることはほとんどなく、ビジネスシーンで用いられることが多いです。


「甚だ遺憾ではございますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「甚だ遺憾ではございますが」は、残念な気持ちを強調して伝えるフレーズです。

謝罪の意味はなく、客観的な立場で残念な状況にあることを伝えています。

そのため自分が大きな失敗をして迷惑をかけた場合などに使ってしまうと、無責任な印象を与えてしまうので注意が必要です。

自分の責任で起こった事柄には控えた方がいいでしょう。


「甚だ遺憾ではございますが」を使った例文

・『台風の接近に伴い、甚だ遺憾ではございますがイベントの開催は中止することとなりました』
・『甚だ遺憾ではございますが、3月10日をもちましてサービスを終了させていただきました』

「甚だ遺憾ではございますが」の類語や言い替え

「甚だ遺憾ではございますが」には、「誠に遺憾ではございますが」「非常に残念ではありますが」等の言い替え語があります。

「誠に」「本当に、まさに」という意味で、遺憾に思う気持ちが深いことを表しています。

そのため「甚だ」「誠に」に言い替えることができます。

また、「非常に」も程度が甚だしいことを表しているので、「甚だ」と意味に違いはありません。

それから「遺憾」には残念に思うという意味があるので、「残念」に言い替えることができます。

「残念」の方が分かりやすいです。

「遺憾」はあらたまった場やビジネスシーンで用いられます。

まとめ

「甚だ遺憾ではございますが」は、残念に思う気持ちが深いことを伝えるフレーズです。

謝罪の意味は含まれていません。

「誠に遺憾ではございますが」「非常に残念ではありますが」などの言い替え語があります。

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