仕事をお休みするような状況では、「私事により」とのフレーズがよく登場します。
これは単純な表現ですが、誤解を招くこともあるので気をつけたいものです。
その使い方や注意点についてを確認して行きましょう。
「私事により」とは?
個人的な事情という意味を持ち、自分自身が不参加や休みとなることを人に伝える時に使われる表現です。
「私事により」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
法事があったり家族が病気にかかるなど、何らかの用事があって不参加や休みとなる状況はありがちです。
そのような時に「私事により」を使って、不参加や休みになることを相手に伝えることができます。
私事を使うことにより、個人的な事情の詳細を省略できるので便利です。
これは「わたくしごと」や「しじ」と読むことができます。
使う場合は「申し訳ございませんが」など、お詫びの気持ちを付けることも可能です。
「明日」「8時からの」などと、日時は確実に付けることが必要になります。
そして「ミーティングには参加不可能です」など、私事で何の影響が出るのかを明らかとする必要があるでしょう。
ただ「しじ」と口にすると、同音異義語の「支持」と区別がつかない場合もあるので気をつけて下さい。
「私事により」を使った例文
・『申し訳ございませんが、私事により明日の朝のミーティングには参加できません』
・『私事により遅刻してしまいますが、お昼すぎには出社いたします』
「私事により」の類語や言い替え
「個人的な事情により」は、個人に関わる物事の状況であることを表しています。
「私事都合のため」は、個人的な事情の意味があるとの表現です。
「私事ではありますが」は、私事という条件付きであることを表します。
「私情により」は、私的な事情であるとの意味です。
「私用で」も同じ意味ですが、かなり短くまとめた言い方になります。
「プライベートな事情により」は、個人的を意味するカタカナ語を用いた、カジュアルな印象の表現です。
まとめ
ある個人的な理由があり会社を休む時などに使われるのが、「私事により」なのでした。
これは時間や何の影響が出るかなどの情報と、併せて述べる必要があり、読み方に気をつけたい表現です。
「私事都合のため」など別の表現は豊富にあるので、言い替えには困らないでしょう。