会話をする中で話題を変えるような時には、「ところで」がよく使われます。
ところでによって会話もスムーズになるわけですが、敬語の中ではどう使って行くのかなどは、確認しておいたほうが良さそうです。
「ところで」とは?
現在の話題についていったん言葉を切って、脈絡がない別の話題へと切り替える時に用いられる言葉です。
「ところで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
会議や対話の中で1つの話題を持ち出した後、まったく別の話題を取り上げる場面があるでしょう。
そのような時に「ところで」を文頭に付けることが可能です。
話の最中にところでを用いることにより、話題を変えたことが相手に分かりやすくなる、クッションとしての効果は無視できません。
ところでの後には、「あれはどうなっていますか?」のように質問をする場合にも使えます。
ところでを用いる場合には、前の話題についてはもう十分だから取り上げなくて良いという、空気になっていることが必要なことがあるので気をつけてください。
ただこれはカジュアルな会話に使われやすい表現であり、目上に対しては別の言葉に言い替えが必要かも知れません。
「ところで」を使った例文
・『〜が上手く行って良かったです。ところで先日起こった事故についてなのですが〜』
・『〜とても信じられませんでした。ところで私のたこ焼きは誰が食べたのですか?』
「ところで」の類語や言い替え
「余談ですが」は、本筋からは離れている、別の話を取り上げる時の表現です。
「そういえば」は、脈絡ない話へと切り替えて話したり、連想されることを述べる場合にに使われます。
「ついでに」は、前の物事とセットで、関連する話などを伝える場合に使われる表現となります。
これは「ついでながら」「ついでに申し上げますが」などと言い替えることも可能です。
「因(ちな)みに」は、前に述べた事柄に、補足して何か別の話を伝える場合に使われる表現です。
まとめ
話をいったん区切り、別の話題を取り上げる時に使われるのが、「ところで」なのでした。
これは前の話題については、もう十分という空気も必要な場合があるので気をつけましょう。
カジュアルな表現に感じられるならば、「余談ですが」などの丁寧な言葉に言い替えてみるのがおすすめです。