参考にまつわる文は、いくつかあります。
「参考にしています」の正しい使い方を見ていきましょう。
「参考にしています」とは?
もともと「参考」は、手がかりや判断材料に加えることをいいます。
参考文献として、ひとつ取り入れる時に用います。
この場合は「しています」と現在進行形の文が付いているので「お手本にしています」という解釈が含まれています。
「参考にしています」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスシーンでよく用いられる「参考」。
「ご参考になさってください」など、資料を手渡す際に活用されています。
「判断の足しにする」という意味があるので、強制的ではないものの参考資料のひとつに加えて欲しい時に用いられています。
一方で「参考にしています」は自身の行動に用いる文章です。
目上の方に教えてもらった本、サイトにお礼を伝える時に用いてみましょう。
一方で上司の指導や忠告に対して「参考にしています」と伝えると、軽い印象になってしまい軽率に聞こえます。
中身の薄さを露呈してしまうので、日常会話で用いるなど使用シーンに気を配っておきましょう。
「参考にしています」を使った例文
・『ご紹介の本、生き方のヒントとして参考にしています』
・『教えてもらった飲食店サイト、お店選びの参考にしています』
「参考にしています」の類語や言い替え
似ている言い方に「ご参考までに」があります。
付け足しや補足をおこなう際の言い方です。
「無理につかう必要はありませんが、よかったら資料の足しにしてください」という意図で使われています。
「ご参考までに、資料をいくつかご用意しました」と活用します。
また言い替えの表現に「活用しています」や「愛読しています」あるいは「とても勉強になります」「ご紹介いただきありがとうございます」が挙げられます。
シーンに応じて、アレンジしていきましょう。
まとめ
「参考にしています」を解説しました。
適切な表現を学んでおくと、敬語のスキルも上がります。
流暢に日本語をあやつって、印象のいい人になっていきましょう。