どのような使い方をすべきか、分からない文もあるもの。
「急な辞令にて」の正しい使い方と使用例を見ていきましょう。
「急な辞令にて」とは?
この場合の「辞令」とは、転勤や部署異動にまつわるトップからの通達をあらわします。
企業によっては異動日の直前に辞令が出ることもあるため「急な辞令」は珍しいことでない場合も。
「突然の辞令が出て」このような訳が含まれています。
「急な辞令にて」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
部署異動や転勤の辞令が出たら引き継ぎをおこない、周囲の方へご挨拶も忘れずにしておきたいものです。
とくに親しくしていた取引先の方へは、新しい担当者の紹介もかねて挨拶をしておきましょう。
「急な辞令にて」は突然の辞令のため先方にお伺いができない時、あるいは自分の異動先を説明する時に用います。
「急な」というひと言が入っているので、先方も込み入った話を避けてくれるなど、気を利かせてくれます。
また「短い間でしたが、〇〇様には大変お世話になりました」など自分らしい表現を加えると、思いの伝わる文に。
立つ鳥跡を濁さずというように、綺麗に整頓してから古巣を旅立っていけば、またいつか元気に戻ってこられます。
終わり良ければ総て良しを目指して、最後こそ手抜かりなくやっていきましょう。
「急な辞令にて」を使った例文
・『急な辞令にて、本社への異動が決まりました』
・『急な辞令にてメールでのご挨拶となり、申し訳ございません』
「急な辞令にて」の類語や言い替え
似ている表現に「急なお願いで」や「急なご依頼で」があります。
急ぎの依頼をしなければいけない時のひと言です。
「急なお願いで、大変申し訳ございません」と用いていきます。
また「大変急な話ですが」や「突然のお知らせで恐縮ですが」は、色々な話の前置きとして活用できます。
加えて言い替えのひと言に「急な辞令が出たため」や「急な辞令のため」があります。
まとめ
「急な辞令にて」を解説しました。
異動の時は緊張感が増しますが、ひとつずつクリアしていけば必ず道は開けていきます。
慌てず騒がす、自分の足元を見つめて進んでいきましょう。
