何かの品物を人に届ける時に使われることもあるのが、「すぐにお届けできます」という表現です。
これは「すぐ」とは一体、どのくらいなのかという疑問もあります。
用法含めて、そのへんを確かめてみて下さい。
「すぐにお届けできます」とは?
相手の居場所へと時間をかけることなく、何らかの品物を持っていくことが可能であると伝える時の表現です。
「すぐにお届けできます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
社内にて上司が指定する物を持って来て欲しいと、部下に告げることがあります。
また近所に住む同僚が会社に忘れ物をしたので、買い物ついでに届けると伝えることもあるでしょう。
その時に「すぐにお届けできます」と言って、それを渡しに行く用法がされます。
「すぐ」とは基本的に短時間のことで、短ければ数分、長くても10分程度のことです。
しかし人物によっては、30分程度でもすぐに含まれることもあるかも知れません。
すぐが相応しくないと考えられる場合には、別の言葉を使う必要があるでしょう。
この表現だけでも通用しますが、この後に「少々お待ち下さい」などの待ってもらう言葉を繋げると丁寧です。
そして「すぐ」と言ったのに、すぐに届けないことは避ける必要があります。
また「できます」は最上級の敬語ではないため、相手によっては言い替えが必要でしょう。
「すぐにお届けできます」を使った例文
・『今ちょうど時間が空いておりますので、すぐにお届けできます』
・『すぐにお届けできます。5分ほどお待ち下さい』
「すぐにお届けできます」の類語や言い替え
「できるだけ早めにお届けします」は、可能な限り素早く届けることを伝える表現となります。
「すぐにお届けいたします」は、するのへりくだった形である「致す」を用いた丁重な言い方です。
「すぐにお届けに参ります」は、「参る」を使って相手を敬いながら届けに行くことを表しています。
「すぐにお届けに伺います」は、尋ねることについて敬意を込めた「伺う』を用いた言い方です。
「すぐにお持ちいたします」は、物を持っていくことをうやうやしく言い表しています。
「早急にお届けします」は、素早く届けることを伝える言い方です。
これは「迅速」「至急」などを用いることもできます。
まとめ
人に品物を早急に持っていくことを伝える表現が、「すぐにお届けできます」なのでした。
「すぐ」は本来、数分や10分以内などの短時間であることに、気をつけて下さい。
すぐが当てはまらないなら、言い替える必要があります。
またすぐにと言うのにすぐ届けないようなことは、絶対に避けるべきでしょう。