何かが高まることを表す表現には、「今後ますます」あります。
これは相手の幸せを願う挨拶の中でも使われますが、ますますは漢字にするかどうかで印象が異なるようです。
挨拶やそれ以外の場面で、どう表現するかを確かめていきましょう。
「今後ますます」とは?
何かの状況や物事の程度が、これから一層に高まっていくことを表している言葉です。
「今後ますます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ある人物や会社のこれからの活躍や発展や成功を願うための、定型的な挨拶をする場面があります。
お祝いの挨拶状を送ることもあるでしょう。
その時に「今後ますます」を使うことが可能です。
これにより、相手を応援している気持ちを伝えることができます。
挨拶の中では「ご発展を」のように、何がますます高まることを願っているか、はっきり示す必要があるでしょう。
これに併せて『お祈り申し上げます」などの祈願している言葉を続けるのが適切です。
また人の活躍を祈願する挨拶以外でも、「台風は今後ますます強まる」のように状況や物事が強まることを伝える時にも使うことは可能です。
「ますます」は平仮名として柔らかな表現としていますが、漢字で「益々」とすれば堅い印象に変わります。
そのため書き言葉とする場合は検討してみてください。
「今後ますます」を使った例文
・『今後ますますの活躍とご発展を祈願して、挨拶に変えさせていただきます』
・『台風は今後ますます勢力を強めながら、北東に向かう見込みです』
「今後ますます」の類語や言い替え
「今後さらなる」は、これから一層に程度が高まって行くことを表します。
「今後さらに」としても同じ意味です。
「今後いっそう」とする場合も、これから以前よりも程度が高まることを表します。
「これからますます」も、今後ますますとまったく同じ意味です。
「これから輪をかけて」は、今後ひとまわり大きくなることを表します。
「以前にも増して」は、これまでよりも程度が増えるとの意味です。
まとめ
挨拶の中でも使われているる「今後ますます」は、何かの状況や程度がいっそう高まることを表します。
平仮名にするか漢字にするかで印象が違ってくることになるでしょう。
「今後いっそう」などに言い替えができるので、その場に相応しい言い方を考えてみてください。