正しい敬語の使い方を知っていると、周囲との関係も円滑に進みます。
「具体的な情報がございましたら」の正しい使用方法を見ていきましょう。
「具体的な情報がございましたら」とは?
この場合の「具体的」とは、抽象的ではないことをいいます。
より詳しく分かるエピソード、はっきりとして手がかりを表現しています。
「情報」はデータや事情をいいます。
「ございましたら」は「ありましたら」の丁寧な表現です。
「よく分かる情報がありましたら」という解釈ができます。
「具体的な情報がございましたら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
先方の話がぼやけていて、さらに詳しい事情を知りたいことがあります。
「具体的な情報がございましたら」は「具体的」という、はっきりした表現が含まれているので、さらに深い内容を知りたい時に用いられています。
ただこの表現のみだと、どうして具体的な情報を知りたいのか、説得力に欠ける場合も。
「きめ細やかなサービスをさせていただきたいので」や「お手伝いできることは何か、弊社で検討したいと思いますので」など相手の為を思って情報が欲しいことを、うまく伝えていくといいでしょう。
「具体的な情報がございましたら」を使った例文
・『具体的な情報がございましたら、ご教示いただますと幸いです』
・『何か具体的な情報がございましたら、お手数ですがご教示願います』
「具体的な情報がございましたら」の類語や言い替え
似ている言い方に「不備がございましたら」もあります。
「不備」は至らない点をあらわすので、こちらの書類や手順に問題があった時に、何でも言って欲しいという言い方になります。
言い替えの表現に「詳細な情報がございましたら」や「ご事情をお伺い」「お話をお聞き」があります。
「差し支えなければご事情をお伺いさせていただきます」や「くわしいお話をお聞かせいただければ幸いです」と活用していきましょう。
まとめ
「具体的な情報がございましたら」を解説しました。
ボキャブラリーを増やして、仕事の達人を目指していきましょう。