言葉の魔術師になれると、仕事もプライベートも絶好調になります。
「安堵感を覚える」の正しい使い方を見ていきましょう。
「安堵感を覚える」とは?
安堵感とは、ほっと心が和むことをいいます。
不安のかけらが消えていき、穏やかな気持ちになれることを表現しています。
「覚える」は記憶するという意味もありますが、この場合は「自然とそう思う」という訳で使われています。
田舎の実家に帰ってきたように、居心地の良さを感じるのが「安堵感を覚える」といえるでしょう。
「安堵感を覚える」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
抱えていた任務が何事もなく終わると、魂が抜けたような気持ちになるものです。
これまでの重責から解放されて、ようやく1人の自分に戻れる心持ちを「安堵感を覚える」と呼んでいます。
胸をなでおろすこと、気持ちが休まること、ひと安心できることが「安堵感を覚える」にあたるので、覚えておきましょう。
一方で緊張したシーンが続いている時、トラブルが発生してその処理が片付いていない時は不適切な表現です。
シーンによっては場にそぐわなくなるので、注意して使用していきましょう。
「安堵感を覚える」を使った例文
・『この度のプロジェクトが大成功し、安堵感を覚えております』
・『任務の終了後に安堵感を覚えられるよう、最善を尽くします』
「安堵感を覚える」の類語や言い替え
似ている表現に「安心感がある」があります。
安心感がある人というと、1人で何でもできる人をあらわします。
トラブルが発生しても動じずに、プロとして仕事と向き合える人をいいます。
信頼のおける人という意味があり「安堵感を覚える」とは少々解釈が変わってくるので覚えておきましょう。
このほか言い替えの表現に「安心いたしました」や「安堵いたしました」があります。
「嬉しい話をお聞きして、安心いたしました」と用いていきます。
まとめ
「安堵感を覚える」を解説しました。
正しい意味を学んで、敬語の達人を目指していきましょう。
