何かを理解できいることを伝える時に、「把握しております」は使われがちです。
丁寧に状況を伝える表現ですが、どんなふうに使っていくべきかなどを確認してみましょう。
「把握しております」とは?
物事の情報や仕組みや使い方などについて、自分自身は十分に理解していることを相手に伝える丁寧な表現です。
「把握しております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
業務中には関係する人が物事の状況や仕組みなど説明する機会が多々ありますが、それについて自分自身で十分に分かっている場合もあるでしょう。
そのような時に「把握しております」を使い、理解できていることを伝えることが可能です。
これを用いることで相手に安心感を与えたり、分かっているなら話が早いとして、スムーズに事が進む効果を得られます。
これは「把握しました」と言うよりもずっと正しい用法で、丁寧な印象です。
この表現のみでも使うことは可能ですが、場合によっては何について把握しているのか、「状況については」などと説明をすると分かりやすい表現となります。
「把握しております」を使った例文
・『今回の問題発生の状況につきましては、十分に把握しております』
・『機械の仕組みは把握しておりますので、修理可能です』
「把握しております」の類語や言い替え
「把握できております」は、把握が完了していることについて、丁寧に表す言い方です。
「把握してございます」は、把握していることを丁寧に伝えるものですが、過剰な敬語に捉えられることもあるので気をつけてください。
「認識しております」は、物事をはっきり見分け、判断できていることを表します。
「承知しております」は、事情などを知っているとの意味になる表現です。
「関知しております」は、あることに関係して知っていることを表しています。
「理解しております」は、物事の筋道や理由がわかっていることを示す言い方です。
まとめ
何かの情報などを十分理解していることを伝える目的で、「把握しております」を使うことができるのでした。
これは何を理解しているのかを、相手に対しはっきりと述べることで話が伝わりやすくなるでしょう。
「認識」などを使うことにより、様々な別の形に言い替えることも可能なので、考えてみてください。