「お調べ致しましたところ」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「お調べ致しましたところ」とは? ビジネス用語

ここでは「お調べ致しましたところ」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「お調べ致しましたところ」とは?

「お調べ致しましたところ」は、相手から何かを調べて欲しいと要求された場合、またはこちらの認識と相手の言っていることに相違があると感じた場合にそれを確認するために調べたような時に、その結果を伝えるために使う表現です。

前者の例としては、駅員が次の特急は何時なのかと聞かれた時に、「お調べ致しましたところ、○時△分です」のように使うという具合で、後者では「お調べ致しましたところ、こちらの情報に誤りがありました」などとなります。

口語で使われることが多いですが、その場ですぐには分からないことをじっくりと調べて後から文章で用いることもあり、調べた結果を伝える時に広く使われています。


「お調べ致しましたところ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「お調べ致しましたところ」は、その調べた結果を伝えるために使いますが、必ずそれがあるとは限らず、場合によっては「お調べ致しましたところ、そちらは確認できませんでした」のように、調べたものの、分からなかったといった使い方をすることもあります。

この表現では、調べた結果としてこの後に続く内容を伝えているだけなので、どこまで調べたか、それが確かなのかといったことまで言及されていません。

よって、相手の希望にそぐわない内容だった場合には、そんなはずはない、もう一度調べて欲しいなどと返されることもあり、その後に再度調べた結果を伝える時には「もう一度お調べ致しましたところ~」のようにして用いることができます。


「お調べ致しましたところ」を使った例文

・『お調べ致しましたところ、こちらにはそのような記録はないようです』
・『お調べ致しましたところ、来週の○日であればご予約をお受けするができます』

「お調べ致しましたところ」の類語や言い替え

・『調査致しました結果』
「調査」としていることから、ちょっと調べれば分かるという程度ではなく、何日か掛けて調べるような事柄への回答に使われる表現になります。

これについての調査をお願いしたいなどと、最初から相手側も時間が掛かると分かっている依頼をされた時に使うもので、その結果をこの後に続けます。

また、堅い表現になるため、ビジネスシーンで他社からの依頼に対して使う、またはBtoCでエンドユーザーに対して用いるようなことが多くなります。

まとめ

「お調べ致しましたところ」は、調べました結果という解釈で用います。

相手の返答によっては再度調べることになるかも知れませんが、それはそれとして、ひとまず調べた内容を伝える時に広く使うことができる表現です。

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