ここでは「サービス向上に努めてまいります」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「サービス向上に努めてまいります」とは?
「サービス向上に努めてまいります」は、サービスと表すことができるものを提供している側に何かの不手際があった時に、それを詫びる文言と共に用いられる表現になります。
具体的には、「この度は誠に申し訳ありませんでした。
今後はこのようなことがないよう、サービス向上に努めてまいります」のような使い方になり、何かの製品を販売する側がそれに絡むサービスに問題があったような際にも同じように用いることができます。
先の例のように、前にもうそのようなことがないようにといった文言をつけて使うことが多く、提供しているサービスをより充実させると相手に伝えています。
相手は顧客やエンドユーザーになることがほとんどなので、BtoCでよく使われている表現です。
「サービス向上に努めてまいります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「サービス向上に努めてまいります」は、前述のように何かの不手際があった時に使うものなので、必ずお詫びの文言とセットになると考えていいでしょう。
文章で用いられる表現になり、お詫びの文章中で、もう同様のミスはしないといった解釈を含んで使われます。
それだけ起こってしまったことを反省しているととれる表現ながら、定型的に使っていることも多く、実際には何らかのサービスの提供を行っている側が使うお詫びの文章ではお馴染みとなっています。
よって、このように使われた側もそこまで意味を考えることはなく、このような形だけのお詫びよりも、本当に今後はしっかりして欲しいと思っていることが多いのが実情です。
「サービス向上に努めてまいります」を使った例文
・『こちら側の処理に不手際があり、ご迷惑をお掛けしました。今後は同様のことがなきようサービス向上に努めてまいります』
・『お時間をとらせてしまいまして申し訳ありませんでした。これからも更なるサービス向上に努めてまいりますので、どうぞご容赦ください』
「サービス向上に努めてまいります」の類語や言い替え
・『品質向上に努めてまいります』
この「品質」という言葉は各種のサービス内容のことも含めた意味になるため、よく似た使い方ができます。
明らかにサービス内容の場合には「サービス向上に努めてまいります」の方が向いていますが、「サービスの品質向上に努めてまいります」などと一緒にして使っている例もまま見られます。
まとめ
「サービス向上に努めてまいります」は、各種のサービスに不手際があった際に、そのお詫びと共に用いられる表現です。
もうそのようなことがないようにといった意味を含んで使うもので、BtoBでも見掛けることがありますが、多くがBtoCのシーンで使われています。
