ここでは「品質向上に努めてまいります」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「品質向上に努めてまいります」とは?
「品質向上に努めてまいります」は、販売する製品や提供するサービスの質を上げていきたいと考えているといった解釈になる表現です。
そのため、何かの製品のメーカーや販売を行っている会社が使うことになり、そのタイミングとしては既存の製品やサービスに何か問題があった時や、改良を行ったような時が多いです。
それを改善した、もしくは改良したというタイミングで、「今後も品質向上に努めてまいります」などと用いる表現になります。
それだけに留まらず、同様に努めていくという意味で、そういったことがあった場合の定型表現とも言えるものです。
特に不具合などの問題点の解決の後には決まって使われる表現となっています。
「品質向上に努めてまいります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「品質向上に努めてまいります」は、この前に先のような「今後も」や「これからも」とつけて使うものです。
今回のことを糧にして、またはこれに満足することなく、提供する製品やサービスの質を上げていきたいと伝えている表現になり、そのような企業姿勢の表れになると考えていいでしょう。
ですが、前述のように定型表現となっているため、このように使っていたとしてもそれほどの決意を感じる必要はなく、むしろ、何かに不具合があったような際にはこのように使うのが当たり前となっています。
よって、ビジネスシーンにおいて使えるシチュエーションでは積極的に用いるべき文言で、文章で使われることがほとんどです。
「品質向上に努めてまいります」を使った例文
・『この度はこちらの不手際により、大変ご迷惑をお掛けしました。今後は更なる品質向上に努めてまいります』
・『今後はこのようなことがないよう、品質向上に努めてまいります。何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます』
「品質向上に努めてまいります」の類語や言い替え
・『サービスの向上に努めてまいります』
製品の製造や販売ではなく、何かのサービスを提供している場合に使われる表現です。
そのような時にはこちらの方が向いており、それに不具合があった場合や、新たな取り組みを始めたような時に使うもので、その他は「品質向上に努めてまいります」の場合と一緒です。
まとめ
「品質向上に努めてまいります」は、何かの不具合が起こったり、改良を行った際に、それを糧にして、もしくはそれに留まることなく製品やサービスの質を上げていきたいという意味で使われます。
ですが、いわゆる定型表現になるため、そこまで意味を気にする必要はなく、使えるタイミングでうまく用いられています。